安けりゃイイではない!!価値あるものにはそれ相応の価値を!!

先日、ある中小企業の社長さんのお話でこんなことを言っておられた。

 

この会社は、工場でいろんな木材やプラスチックを使って加工している。

そこでは自分たちで加工する時に使う機械も作っていて今までにもいろんな画期的な機械を作っておられて特許を取っているものもあるという。

木材やプラスチックというものはクズがものすごく出てしまっていて、

とても環境にも自分自身の体にも悪いとのこと。

そのクズを減らしたり吸ったりする機能がある機械もあるらしいのだが

それだけではそれ以上にクズの出る量の方が多くとても追いついていない。

業界では、それが当たり前になっていてそんな状況でも仕方なく多くの会社が加工し続けているらしい。

 

そこで、この社長さんは

この当たり前の状態はおかしいと思いほとんどクズが出ないもの機械を開発した。

しかし、今までの機械よりもかなりのコストがかかってしまい。

その機械を受注していただけないという。

とにかく努力してコスト削減に励んでいるが少ししかコストを抑えられず

なかなかそれ以上のコスト削減が思うように進まず受注も未だにないらしい。

それでも社員さんには、とにかくコストを減らせば必ず売れるっと言い聞かせているという。

機械自体にはとにかく自信はあるのだが問題はコストがなかなか削減できないために

受注がない。

 

 

っとこういう話である。

 

どこにでもあるような話だが

これはとても重要なことであり、

さらにこの社長さんは1つ勘違いをしておられる。

 

 

ここでの問題は、

『コストが原因ではない』

 

改善すべき点は、

『コスト』ではなく、『売る相手』である。

 

ここまでの自信があり、

業界にはまだないという素晴らしいものなので

それだけ価値がある。

 

商品は安ければいいという問題じゃない

商品に価値があるのであればそれ相応の値段をむしろつけるべきである!!

 

 

そのため、

この機械の売る相手を変えてみること。

わかる人には必ず「良いもの」だということがわかるし

大企業だったらそもそものクズも多いだろうし、

中小企業とは違い資金力もあるだろうからそこまで懸念されないかもしれない。

 

 

今日の時代は

「モノ」を売る時代から「価値」を売る時代に変わった。

なので価値があるものには、ちゃんとお金という共通のツールを使って

それ相応の「価値」をつけるのが大事!!!

 

 

もっともっと価値の本質を理解する必要があるだろう。

 

 

 

以上。おわり。